"HIRAJIRO'S" BIOLOGICAL STUDY SITE
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地球規模の課題「食と環境」に関する取り組み

『食と環境』の探究

 勤務校のグローバル教育・探究型教育の一環として、私は「食と環境」のカテゴリーから『豊かな作物を育む土壌を見直そう!』というテーマを決め、食と環境に関わるトピックや課題にふれながら、生徒たちが自ら問題点を見出し、その解決方法を探っていく取り組みを行っています。
 今後、食べ残しの減量化と生ゴミの減量化を図り、同時に生じた生ゴミを堆肥化する実践を通して、より良い地球環境づくりに貢献していくとともに、グローバルリーダーやグローバルイノベーターとして持続可能な社会づくりを進めていく基本姿勢を形づくっていきたいと思っています。ESD活動の一環としても捉えつつ、計画を進めていきます。
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2年探究科「食と環境」実施予定 2020年度

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この取り組みは2年1組(SGクラス)の「探究科」(週2時間)の授業で、食の4領域(食と社会文化、食と環境、食と経済、食と栄養)の1つとして進めています。今年度は、コロナウイルスの影響により、例年と比べて予定が大きく変わりました。
KP法について
個人発表は、KP法またはPPT、Keynoteで行います。

ルーブリック評価

各回の授業ではルーブリック評価を行います。点数化しにくい項目も基準を決めて「評価を見える化」します。自分に何が足りないのかがはっきりしますので、それを補ってより良い評価が出るよう努力しましょう。(上のルーブリックは2016年度分)

2020年度 1年GIクラス「GI探究」第3回 2021.1.26

COMING SOON

2020年度 1年GIクラス「GI探究」第2回 2020.12.24

今回は「食につながる土」をテーマに学習し、授業の後半はコンポストの作製をしました。学習目標は次の5点です。
1.食と土壌のつながりについて説明できる。
2.良い土壌とはどのようなものかを説明できる。
3.堆肥とは何かについて説明できる。
4.堆肥の良さについて説明できる。
5.グループで協力し、手際よくコンポストを作製できる。

 土壌も環境要素の一つであり、水や空気、光などと同様に食物(生物)へ影響を与えていることや、良い土壌とはどのようなものかについて考えました。その後、農薬と肥料の違い、肥料の種類、堆肥(コンポスト)の良さなどについて説明しました。

 良い土壌や堆肥の長所として「水分が多い」「生物が多い」をあげていますが、正確には「適度な保水性がある」「生物多様性に富む」ですので、間違えないようにしてください。コンポストづくりの作業は、グループごとに留学生とも協力して楽しみながらやっていました。
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2020年度 1年GIクラス「GI探究」第1回 2020.11.17

「食と環境」の領域のうち、今回は「日本型フードシステムによる環境負荷」について学習しました。学習目標は次の2点です。
1.フードシステムにおける環境負荷について、いくつかの例をあげることができる。
2.食料や食品にかかるエネルギー量を求めるときに使われる指標をあげ、それを説明することできる。
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 日本型フードシステムの特徴や食料自給率の現状から生じる環境負荷について考える機会をもちました。エネルギー指標としては、バーチャルウォーター(仮想水)、フードマイレージ、カーボンフットプリント(CFP)を取りあげ、バーチャルウォーターの値を計算する演習もしました。
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 フードシステムが及ぼす環境負荷の説明について、キーワードを書くことができるものの、原因と結果を結びつけて説明できない人が目立ちました。また、エネルギー指標の一つである「バーチャルウォーター(仮想水)」を「仮想水計算機」と書いた人も多かったようです。
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2020年度 2年SGコース「探究科」講話 2020.10.14

今回の講話は、以前に本校にも生物の教員として勤務されていた西村繕久仁先生をお招きしました。西村先生は現在、福岡とカンボジアを行き来しながら、様々な事業に携わっておられます。今回は「カンボジアの今と未来」と題して、カンボジアの食と環境や農業に関するお話しをして頂きました。また、後半はグループディスカッションをして、課題解決に関するアイデアを共有しました。内容は次の通りです。
1.カンボジアの概要…歴史、国土、人口、産業など
2.カンボジアでの事業…移動理科実験教室、観光農園とゲストハウス、マンゴー農園など
3.カンボジアの未来と課題…平均年齢が25歳と若い、これからの急成長が望める国、産業面での問題(観光・縫製業・農業に依存)、農業の将来性への課題(低い生産性、後継者の育ちにくさ、米作中心、安い農産物の流入など)
4.現地の生活事情…住居(田舎では家にトイレがない所も多い)、食肉市場の衛生状態(冷蔵庫がないので虫がたかる)
〔ディスカッション〕
1.市場の衛生問題をどうすれば解決できるか
2.農業の後継者問題の解決法と米に替わる産物

 たくさんの現地の写真を交えて話され、カンボジアがとても身近に感じられただけではなく、様々な問題に直面し、そられを少しずつ解決しながら発展を進めている国の勢いが実感できるお話しでした。
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2020年度 2年SGコース「探究科」第2回の内容と評価 2020.7.31

第2回目の授業では、これまで「食と環境」の中から選ばれたテーマについてグループ内で分担して調べ、話し合うなどして作成したポスターをもとに、学び合いと発表を行いました。短時間で準備した割には、みんなよく調べており、まとまりのある良いポスターができました。リーダーや係によるグループ発表、他のグループで学んだことの報告についても、責任を持って堂々と行っていました。授業に臨むその姿勢はずっと続けてほしいと思います。
 ルーブリックによる評価の結果を表に示しています。結果から(特に低めの数値が出ている項目について)考えられることは次の通りです。
1.「解決法」の数値が他の項目と比較して低めに出ている。これは、提示した解決法が具体性に乏しかったり、数多くを示していないということが理由としてあげられます。もっと時間をかければ良かったのかもしれません。解決法は「私たちでも実施可能なプラン」を理由とともに提示することが求められます。
2.自己評価で「理解」の項目の値が第1回より下回っている。今回のこの「食と環境」の授業では、多くの時間をかけることができないために、「広く浅く」内容を知ってもらうことを意図して進めてきました。あまりにもたくさんの項目があり、それらを短時間に理解するのは難しいと多くの人が感じているということの現れではないかと考えられます。ぜひこれからじっくりと時間をかけて、さらに深く学んでほしいと思います。
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2020年度 2年SGコース「探究科」グループ発表について 2020.7.30

発表の流れは次の通りです。
①グループ内での説明(1人2分)…調べた部分について要点をおさえてグループ全員に向けて説明してください。
発表者(リーダーやサブリーダー)はそれをもとに発表をします。
②他のグループでの学習…発表者以外のメンバーは、各グループに分かれて他のグループの内容を学びます。
参加者は、まず2分程度でポスターを見て内容の全体を把握します
→発表者が8~10分程度で発表を行います
→質疑応答の時間を5分程度とります
③グループ内での報告(1人3分)…元のグループに戻り学習の報告を行ってください。
④まとめとリフレクション…これまでの振り返りを行います。
※発表者は、自分のグループのポスターの内容を前もってよく理解し、スムーズに発表できるようにしましょう。
では、頑張りましょう!
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2020年度 2年SGコース「探究科」第1回の内容 2020.7.1

今年度になって初めての「探究科」の授業でした。最初の1時間は、コロナ渦中にあって自分の意志を見失わないように努力を続けることの大切さ、海外の現状などを話しました。生徒の皆さんのコロナ渦中での生活や思いについても聞くことができ、良い時間になりました。
今年度は時間が限られていますので、「食と環境」の内容を広く浅く知ってもらうことを主眼としました。学習目標は次の通りです。
1.「食と環境」についてどのような内容があるかを知り、それらのいくつかを簡単に説明できる。
2.与えられたテーマに関して調べていく中で問題点を見い出し、自分なりの解決法を考え発表できる。

第1回目となる今回は、グループ決め、テーマの分配、調べる項目ごとの担当者決め、調べ学習までを行いました。もうそろそろ班ごとにテーマについて調べたことや考えたことをまとめたポスターが完成する予定です。そして月末に実施予定の第2回目の授業では、ジグソー法に似た方法で班ごとの発表&学び合いを行います。
この学習でのルーブリック評価の項目や評価基準については、PDFファイルを見てください。
探究科2020_01.pdf
File Size: 1494 kb
File Type: pdf
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2020年度 2年SGコース 春休みミーティング 2020.3.25

SG5期生の皆さんとオンラインミーティングを行いました。
これからのこと(「食のサミット」への取り組み)を中心に、以下のことを話しました。詳しくはビデオを観てください。
1.今後の行事予定(2021年「食のサミット」の予定変更)
2.「食のサミット」の内容
3.これから準備しておくこと
4.「食のサミット」の代表選考
SG5期生春休みミーティング(34min)
ビデオではグループでの話し合い部分をカットしています。

2019年度  2年SGコース「探究科」 ルーブリック評価の結果 2020.2.21

コンポストの実習が1月末に終わり、ようやく「食と環境」のクールがすべて終了しました。
個人成績表を返却していますので、これからの参考にしてください。(あくまで参考ですから、成績や進路などには一切関係ありません。しかし、結果をしっかり受けとめて今後に繋げてほしいと思います。)以下に評価のポイントと用いたルーブリック表を記載します。
*各授業での評価項目
 →授業終わりのリフレクションの記述内容を下表のルーブリックで評価しています。
*個人発表の評価
 →参観された5人の先生方の平均値です。今回は「アイコンタクト」の項目がかなり低かったようです。英語による発表は10%加点しています。
*コンポストの取り組みの評価
 →「計画性」…きちんと実施できているか、「記録・正確性」…記入例に基づいて正しく記録できているか、「公共心・安全」…道具の整理やバケツの管理、「協働」…メンバーがもれなく働いているか  などで評価しています。今回は、特に記録用紙の記入があまり良くなかったようです。何班なのか、誰がやったのか、生ゴミの積算量はいくらなのか、正しく記載されていないところが目立ちました。
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2019年度  2年SGコース「探究科」第4・6回(2019.9.13・20)の内容・結果 

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英語探究の時間をいただいて、絵本「Compost」の内容のグループ発表と補足説明を行いました。予定していた2時間では終わらず、翌週にも持ち越しになるという、今までで最も時間をかけてCompostについて深く学べたのではないかと思います。堆肥の生成過程における生物のつながりの理解については「食物連鎖」の内容を含む記述が見られなかったこと、化学肥料と有機肥料の違いについては誤解した記述が見られたことなどが目立ち、評価点数がやや低かったようです。もう一度、Compostの資料や授業PPTを見直しておいてください。
さて、堆肥化の作業が月末から始まりますし、並行して課題の発表準備も進めていかねばなりません。文化祭や修学旅行前の課題準備など、やらねばならないことが目白押しですが、しっかりPDCAを回していってください。

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探究科2019_06.pdf
File Size: 557 kb
File Type: pdf
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2019年度  2年SGコース「探究科」第5回(2019.9.18)の内容・結果 

今回は衣装ケースコンポストの製作と設営を行いました。まず「何のためにコンポストをするのか?」について考えてもらうことから始めました。考えたことを出し合って確認した後、コンポストの作り方や実際に堆肥化する手順について説明しました。下の評価表にもあるように、残念ながら堆肥化の手順とデータの重要性については十分な理解が得られていませんので、次回の授業で再度、確認したいと思います。授業で使ったPPTを添付しますので、見直しておいてください。
探究科2019_05.pdf
File Size: 1233 kb
File Type: pdf
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2019年度 2年SGコース「探究科」第3回(2019.9.11) 講話の内容、評価の結果

今回の講話は、「地産地消の魅力~由布院ならではの名物料理を創る」と題して、大分県湯布院町のイタリアンレストラン「南の風」シェフの田井正宣さんにお話しいただきました。内容(項目)は以下の通りです。
1.下味をつけておく時間を変えた2種類の豚肉の試食から、素材を生かす調理の仕方を体験的に学ぶ
2.地産地消の長所と短所
3.地元の素材を生かした料理の紹介
4.今後の食生活に生かしてほしいこと
5.質疑応答(地産地消でのトラブル、野菜の調理法、留学経験、イタリア語の習得法など)
 お話の中で最も印象深かったのは、「地元食材の素材の味をしっかり知ることが伝統料理の継承につながる」ということでした。ぜひ今後も地元産食材にこだわった名物料理を創り続けてほしいと思います。

 皆さんから出してもらった質問の回答を田井さんからいただきましたので、Classiで送信しています。確認しておいてください。また何か追加の質問があれば、申し出てください。(9/27)
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今回の評価で目だったものとしては、次の3点があげられます。
①講話の要約が文章ではなく箇条書きの項目になっていたり、感想文になってしまっている。
②質問を1つしかあげていない。
③質問ではなく、感想をあげている。
何を回答しなくてはならないかをしっかり判断できるようになってほしいものです。

2019年度  2年SGコース「探究科」第2回(2019.9.4)の内容・結果 

夏休み明け最初の「探究科」の授業でした。今回は、食と環境のつながり、飢餓の実態、食糧廃棄、食品にかかるエネルギー指標(バーチャルウォーター、フードマイレージ、カーボンフットプリント)についてをグループによる話し合いと発表を交えながら進めました。また、最後の少しの時間を使ってSDGsと食・環境の関連についても説明しました。
評価は及第点でしたが、食と環境のつながりの例についてきちんとした文章に書けない人が目立ちました。頭では分かっているものの、それを文としてどう表現するかができていないようです。もう一度、書いた文を見直してみてください。
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絵本「Compost」の担当割 2019.7.31update

配布した絵本をもとに、Compostについての予習をしてください。
授業で組んでもらったグループでの分担を次のようにします。
チームで責任を持って、各メンバーで分担して取り組んでおくように。班長は指示やとりまとめをお願いします。
グループのみんなが次の1,2の項目に取り組み、仕上げておいてください。
1.Introduction  p.6の英訳
2.チーム担当箇所の英訳、担当箇所の課題
※英訳はしっかりと訳さなくても、大体こういうことが書いてあると説明できる程度で構いません。


〔分担〕※人数によって範囲を決めています
1班「チーム:なんち」…メンバー:出席番号1、◎4、12、16、21
 Hot or Cold Compost Pile    p.30-36
2班「チーム:しんちゃん」…メンバー:出席番号2、3、9、◎17
     What is Soil?  p.12-15 
3班「チーム:さんぱん」…メンバー:出席番号10、14、◎15、20
     How Compost Help Soil?   p.16-19
4班「チーム:ヨッハー」…メンバー:出席番号5、6、◎11、18、19
 Worms Galore!/Compost Friends/Luscious Leftovers   p.20-27
5班「チーム:ハリーの」…メンバー:出席番号7、◎8、13、22
 How it Works/What is Compost? p.7-11

探究科と「食」のサミットについて 2019.4.17update

SGクラスで週2時間進めていく探究科と、7月に予定されている「食」のサミットについて概要を2年1組で説明しました。
探究科はPBL(プロジェクト型学習・課題解決型学習)の形式で進めていきます。今回は説明が中心になってしまいましたが、本来主体となるのは生徒の皆さん一人ひとりです。ぜひ課題発見力や課題解決力を高めるために、積極的に活動に取り組んでください。
今回の学習内容は次の通りです。
1.はじめに(取り組んでいく上で大切なこと)
2.「探究科」について
3.「食」のサミットについて
4.「食」のサミット内のイベント案(話し合い)
説明で用いたPPT資料をpdfで添付します。ぜひ参考にして今後に生かしてください。パスワードはClassiで配信しています。
探究科&食のサミットとは?2019.pdf
File Size: 814 kb
File Type: pdf
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課題研究の進め方・論文の書き方について 2019.3.20update

新2年SGコースの春休みの課外で、課題研究と論文についての学習をしました。この1日だけの学習では、なかなか身につかないと思います。これから実際にレポートや課題をこなしていく中で、少しずつ進め方や書き方に慣れていってほしいと思います。今回の学習内容は次の通りです。
1.課題研究とは?
2.論文とは?
3.課題研究の進め方
4.論文の形式(例)
説明で用いたPPT資料をpdfで添付します。ぜひ参考にして、今後の活動に生かしてください。
課題研究の進め方&論文の書き方.pdf
File Size: 418 kb
File Type: pdf
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「探究科」の取り組みが教育誌に紹介されました 2019.3.6

勤務校の教科等横断型学習について、特集を組むので記事を書いてほしいと、2018年11月に文科省の教科調査官の方から依頼がありました。せっかくの機会ですし、断る理由などあるはずもなく、二つ返事で了承し、何とか書き上げました。そして、ようやく先日、発行・発売されたのです。ここに文章を載せることはできませんので、紹介だけしておきます。文部科学省教育課程課編集、学事出版発行の「中等教育資料」3月号です。たかが6ページですが、本になると満足感もひとしおです。生徒の皆さんの成果が形になった、という喜びに浸っています。本当は掲載してほしかった「ボツ」になった項目もありますので、後日そちらの文章を載せようかと思います。(笑)
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2018年度  2年SGコース「探究科」 ルーブリックによる評価の結果

これまで行ってきた「食と環境」での学習目標の各項目に対する評価の平均を表に示しておきます。また、一人ひとりの評価表も配布していますので、しっかり分析して今後に生かしてください。各項目とも5点満点です。
ただし、「コンポスティング」の項目は、記録用紙などをもとに次の点をふまえて評価しています。
・「計画性」…測定日数が30日、20日を超えているか。
・「記録・正確性」…記録の記入漏れの度合い。
・「公共心・安全」…今回は実施中に器具の後片づけをしないで放置したままが数回見られましたので、全班を評価3にしました。
・「協働」…班の全員が万遍なく活動に参加しているか。
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2018年度  2年SGコース「探究科」第6回(2018.12.12)の内容・結果 

台風や学校行事のために延び延びになっていた「食と環境」の発表を、12月12日にようやく行うことができました。
みんな堂々として楽しそうに発表できていたところに、みんなの大きな成長を感じました。結果の表のように、班により多少の点差はついていますが、あまり気にせずに、点数の低かった項目を次回の発表で修正できるようにしてください。内容的には、問題点と解決法をもっと強く打ち出すことを第一に取り組んでほしいと思いました。これができている班ほど「テーマと構成」の項目の評価が高くなっています。これがある程度できていれば、問題点や解決法を裏付ける根拠となる事実やデータを明確に提示することで一段と論のレベルが上がります。さらに、より自信を持って発表できるようになれば、アイコンタクトも向上することと思います。以上の点に留意して、これからも論理的思考力やプレゼン力を磨いてください。
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2018年度  2年SGコース「探究科」第5回(2018.9.12)の学習内容・結果 

今回は福岡県の糸島にあるアグリツーリズモ「アッカ プント エッフェ」を経営されている、藤田浩・弘子ご夫妻に「自然の恵みを追いもとめて」と題した講話を行っていただきました。主な内容としては、アグリツーリズモ(いわゆる農村型宿泊施設)で実施されている地産地消について、アグリツーリズモ開設の動機や今後の目標・夢についてです。
幼少時の自然体験の喜びと感動をたくさんの方々にも味わってもらいたいという強い思いから、念願のアグリツーリズモを作ったこと。そこでは自家製や地元産の食材をふんだんに使った料理を提供し、できるだけ自然にふれる多くの体験ができるようにしていること。有機野菜の栽培へのこだわりと苦労、人間と自然の共存などについて話していただきました。現在の便利な暮らしに慣れきってしまった私たちには、これから自然とどう関わっていけばよいかを考えさせられる良い機会になったお話でした。
講話の内容項目は次の通り。
1.幼少時代/2.店舗設計から飲食店をはじめるまで/3.警固でのスタート/4.7年目の転機・食への追求/5.アグリツーリズモの計画・実行/6.アグリツーリズモ2014年2月スタート/7.開墾/8.アグリツーリズモでのこだわり/9.野菜づくりのこだわり/10.動物たちとの暮らし/11.ポタジェ・ジャルディーノ・果樹/12.レストラン・宿(田舎暮らし体験)/13.今後の夢
〔学習目標〕
1.講話の要点をまとめ、簡潔な文章で書き表すことができる。
2.講話を積極的に聴き、質問や疑問をいくつかの文で書き表すことができる。
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大半の人たちは講話の要点をまとめることはできていますが、一部で自分の感想だけを述べていたり、まとめが項目のみで文章になっていない点が見られました。

2018年度  2年SGコース「探究科」第4回(2018.9.5)の学習内容・結果 

台風のために延び延びになっていたコンポスト製作を行いました。今回の学習目標と流れは次の通りです。
〔学習目標〕
1.堆肥化の目的を説明できる。
2.堆肥化の手順と注意点を理解し、説明できる。
3.堆肥化の記録の取り方を説明できる。
4.グループで協力してコンポストを製作できる。
〔学習の流れ〕
1.「なぜ堆肥づくりをする必要があるのか」「堆肥づくりの目的」についての確認。
2.衣装ケースコンポストの作り方、日々の作業の手順についての説明を聞く。
3.グループごとにコンポスト容器の製作。
4.コンポスト容器に床材を投入。
5.コンポストを屋上に設置。
6.本時の振り返り
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結果の数値のように、「堆肥化手順の理解」が十分にできていないようですが、これから実践を通して自然に身についていくと思います。堆肥化データの重要性に関しては、昨年度よりも1.6ポイント高くなっています。
「堆肥づくりの目的」を見失うことなく、これからしばらくの間、グループで協力して堆肥化を進めていってほしいと思います。

堆肥化の進め方について  2018.9.7update

・9/10(月)から堆肥づくりを開始します。次の手順で行ってください。
(1)係の人は、放課後にカフェテリア(売店前)に生ゴミ(バケツ2杯分)を取りに行き、屋上の扉を開けてすぐ右側のケースの中にバケツごと入れ、蓋をしておく。※必ず蓋を閉じてください。雨風やカラスから被害を受けないように。ケースには量り、スコップ、温度計、取り分け用ビニール、ゴミ入れとしてのビニールを入れています。
(2)各グループで三角コーナー1杯分程度を取り、ビニル袋に入れて重さを計量する。
(3)コンポストに埋めるための穴を開け、生ゴミを投入して埋める。※埋めるだけで、混ぜなくてよい。
(4)同時に気温、内部温度(できるだけ前回投入したところ)を記録簿に記録する。
(5)係の人は、最後のグループが作業を終えてから、または翌朝にバケツをきれいに水洗いし、朝カフェテリアにバケツを出しておく。※水道は屋上の蛇口を使って構いません。野菜は全てコンポストに投入し、残さないでください。
​《注意点》
・バケツを持ち上がったり、カフェテリア(売店前)に出す係の人は、責任重大です。しっかりやりましょう。
・グループ内で役割分担をして、協力し合い計画的に行うこと。

・備品(温度計、スコップ、バケツ)は、いつも所定の場所において保管すること。

2018年度  2年SGコース「食と環境」の発表について 2018.7.31

右のPPT資料をよく確認し、各班で発表準備を進めていってください。
次回は8/24(金)13:00~14:30の予定です。体育服の準備を忘れずに。

2018年度  2年SGコース「探究科」第2回(2018.6.27)の学習内容・結果 

今回の学習目標は、次の3点でした。
1.堆肥とは何かについて説明できる。
2.土と植物、動物はどのようにつながっているのかを例をあげて説明できる。
3.堆肥は何にとって、どのように良いものかを説明できる。
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​4.土の中でどのような変化が起こっているのか、例をあげて説明できる。
​5.良い土とはどのようなものかを説明できる。

6.絵本「Compost」を通じて、食と環境がどのようにつながっているかを説明できる。
7.食と環境についての問題点を1つ以上あげ、その解決法を考え、説明することができる。

今回は絵本「Compost」の内容について、分担箇所ごとにグループ発表を行いました。
ルーブリックの評価点数は目標の1~3に相当するものです。食物連鎖の言葉や図は大部分の人が書けていましたが、書く時間がなかったためか文章になっていない人が目立ちました。
自己評価では、「理解」の部分が比較的低くなっています。担当箇所でない部分は、もっとじっくり時間をかけるべきだと感じました。しかしながら、担当箇所はどのグループも、英文にも関わらず、しっかり大意をつかめていたと思います。

2018年度  2年SGコース「探究科」第1回(2018.6.13)の学習内容・結果

今回の学習目標は、次の3点でした。
1.食と環境のつながりについて、具体例をあげて説明できる。
2.世界の食糧やエネルギーが大量に無駄になっていることについて、例をあげて説明できる。
3.食糧や食品にかかるエネルギー量を求めるときに使われる指標をあげることができる。
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グループで話し合う時間があまりとれなかったので、講義調の授業になってしまったことは反省したいと思います。
リフレクションシートの結果からは、まずまず良好な成果が出ていると思います。しかし、「食糧やエネルギー消費の具体例」のところで、エネルギーの無駄の例としてバイオエタノールをあげていた人がかなり多かったようです。バイオエタノールは、本来、飼料や食糧として使えるはずのトウモロコシが燃料に転換されるために飢餓の一要因となってしまったという例ですので、誤解のないようにしてください。

2017年度  2年SGコース「探究科」ルーブリックによる評価の結果

これまで行ってきた「食と環境」での学習目標の各項目に対する評価の平均を表に示しておきます。どの項目が十分でないかを判断し、今後に生かしてください。各項目とも5点満点です。
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2年SGコース「探究科」第5回 個人発表の結果 2017.9.13/20実施分

「食と環境」の授業のクライマックスである個人発表を実施しました。
 リフレクションシートによる評価の結果(5点満点)を左側に示しています。きちんと今後の課題をあげていますし、自己評価の点数も高い良好な結果と言えます。
 発表の評価は、右表のような5項目で行いました。4つの項目では、ほぼ及第点を取れていますが、「アイコンタクト」の項目が今後の努力目標の一つになりそうです。
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     メモ(台本)を読みながらの発表が多く見られ、中には聴いている人に顔をほとんど向けない人もいました。緊張や自信のなさによるものなのかもしれませんが、これから努力して克服してほしいものです。台本を作っているのであれば、まず何回も読んで、伝えたい内容をしっかり頭に入れましょう。そして、書き言葉ではなく、できるだけ自分の言葉で話してほしいと思います。
 内容としては約半数が「食糧廃棄」や「コンポスト」に触れていました。同じような内容が多いときは、オリジナリティーが特に重要になってきます。「どのようにして自分らしい主張を展開するか」をいつも考えて準備してください。
 まだまだ内容が浅いです。これからもっとたくさんの知識や情報を吸収して自分なりの見方・考え方を形づくった上で、しっかりとした論を持ち、自信を持って主張できるようになってほしいと思います。今後に期待します!お疲れ様でした。

2年SGコース「探究科」第5回(「食と環境」2017.9.13/20)の準備について

次が「食と環境」分野の最終回となります。
次回は個人発表を行います。次の要領で発表の準備をしておいてください。
・発表内容は、「食と環境」に関わる問題点とその解決法について、自分が考えたこと。
・発表時間は3分程度。
・発表方法は、パワーポイントまたはKP法、Keynoteとします。
 PC、iPad接続コードはこちらで準備します。パワーポイントを使う場合は、ファイルを入れたUSBメモリを持ってきてください。
・評価方法は、このページ上部のルーブリックを参考にしてください。
※予定していたグループ発表、コンポストのデータ分析は、今回は行いません。しかし、データの集計と堆肥化は続けてください。月末には報告してもらいます。

2年SGコース「探究科」第4回 講話の内容 2017.8.21実施分

今回は九州大学生物環境利用推進センターの江口壽彦先生をお迎えし、「食と農業」というテーマで講話をしていただきました。
授業(講話)の学習目標は次の3点です。
1.  講話の要点をまとめ、簡潔な文で書き表すことができる。
2.  講師の先生にとっての(研究や職務上での)環境と農業のつながりについて、簡潔な文で説 明することができる。
3.  講話を積極的に聴き、質問や疑問をいくつか文で書き表すことができる。

《講話内容》
1.  農業と農学の定義
 農業とは、土地の力を利用して有用な植物を栽培し、有用な動物を飼養する有機的な生産業のこと。
 農学とは、生物資源と環境との関わりを明らかにするもの。
2.  環境と様々な環境要因
 環境とは、主体に対するその外囲のこと。環境には様々な構成要素や状態量があり、環境要因とよばれる。環境要因には、温度、湿度、光条件、大気条件、土壌pH、土壌水分、肥料濃度など様々な要素がある。
3.  土壌の分析
 三相(固体・水分・空気それぞれの部分)を分析するのが基本であり、理想的な土壌は固相:水相:気相=4:3:3である。
4.  農業と環境
 農業と環境は不可分の関係にある。
 日本は地方によって環境に特徴があり、そこで生産される農産物としての特産品もバラエティーに富んでいる。
5.  海外の農業試験場・大学の視察
 ドイツ、オランダ、ベトナムでの視察と研究プロジェクトの紹介。

2年SGコース「探究科」第3回の学習内容・結果 2017.7.27実施分

次回の授業は8/21(月)4限目です。九州大学の江口先生による「食と農業」に関する講話を聴きます。自分が行ってみたい国の農業について簡単に調べておいてください。
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《リフレクションのまとめ》
◎評価項目「堆肥化の目的の理解」については、項目のみをあげるのではなく、文で説明できるようになってください。
◎堆肥化のデータを取るのに最も重要な項目については、理解ができていないようです。ゴミの減量化という視点で考えれば容易にわかるはずなのですが…。私も説明が足りなかったことを反省します。
◎自己評価は、各項目でかなり高い値を示しており、とても良好です。今回はコンポストの作製ということもあり、グループでの協力が不可欠でしたが、「協働」の項目は5点に近い点数でした。今後も目標の達成へ向けて、常に協力しながら進めてください。

2年SGコース「探究科」第1回の学習内容・結果 2017.6.28実施分

次回の授業は7/7(金)6・7限目です。絵本「Compost」の予習をしっかりと!
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《リフレクションのまとめ》
◎今回の評価項目はどれも高い値が出ています。しかし、自己評価によると、「理解」の項目はそれほど高くはありません。時間がなくバタバタと授業を進めた感じでしたので、この点は私が深く反省すべきです。
◎「農薬と肥料の危険性の理解」は、危険性を「項目」としてあげるように指示していましたので、詳しい説明をつけなくてもOKにしました。
◎授業内容としては知識的な要素が多かったので、どうしても私の話が多くなりました。理解が今一つだったと感じた人は、資料のpptファイルなどでよく復習をしておいてください。今後さらに食と環境に興味を持って取り組んでほしいと思います。

「食と環境」の取り組みの評価  2016年度実施分

 探究科のために作成したルーブリックを用いて、様々な項目で評価を行いました。ここで報告する評価は、あくまでも「食と環境」の領域だけのものに過ぎませんが、生徒の皆さんの傾向はある程度はつかめますし、重点的に取り組んでいかねばならない課題も見えてきました。この評価を参考にして、さらなるスキルアップに努めてほしいと思います。評価点数は、5点を最高として1点まであり、目安として
5点…非常に良い(目指すべきレベル)
3点…さらに上を目指せ(及第点だが、さらに向上すべきレベル)
1点…改善を要する(基本に返って見直し、もう一度トライすべきレベル)
  という意味あいでつけています。

​《大項目での評価コメント》
・今回、測定した評価項目は、右のグラフのような6つです。これらを大項目として、さらに細分化した小項目があります。詳しくはこのページにあるルーブリック評価の表を見てください。
・目立って低い「英語課題」の項目は、疑問や質問・問題提起をしていない人が多かったことによるものです。
・「課題レポート」の項目では、レポート作成の形式がきちんとできていないことと、分析や考察が十分になされていないことが今後の課題です。
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《授業の自己評価のコメント》
・「意欲」の項目は、回が進むごとに少しずつ上昇しており、最も望ましい結果になっています。
・「協働」の項目は最後の2回で大きく下降していますが、協働する場面が少なかったことと、グループ発表の場面で十分な協働ができていなかったためと考えられます。
・「理解」の項目も「協働」と同様に最後の2回で下降していますが、講演の内容が難しかったことや他の人たちの発表内容を十分に理解できなかったためと考えられます。
・いずれの項目も4.0を越えていますので、大きな心配はないようです。
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《授業目標の達成度についてのコメント》
・いずれの回も、質問の回答を分析することによって授業での目標がどの程度達成できているかを評価点数として数値化したものです。
・第5回では、堆肥化データを計測するときの重要な要素が何かをきちんと指摘できていない人が目立ちました。
​・第6・7回では、講話を聴いた後で、食と環境保全の要点を明確な文章で説明できない人が目立ちました。
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《課題レポートの評価分析》
・最後の回で提出してもらった課題レポートを項目ごとに評価したものです。赤字の箇所が、今後特に直して行かねばならない項目になります。
・「テーマの設定・理解」の項目については、報告する内容にふさわしいテーマをつけていない人が目立ちました。抽象的で大雑把なテーマではなく、ある程度具体性のあるテーマを考えつけてください。
・「目的・目標の明確化」の項目については、次の「構成」の項目とも関係しますが、調べる目的や目標を明確に記していない人が目立ちました。
・「構成」の項目については、全員がもう一度、レポートの書き方の手順を確認し見直してください。今回は発表原稿をもとにレポートを作成していますので、発表したことをそのままで提出した人の多くはレポートとしての構成は不十分でした。
・「分析・考察」の項目については、まだまだ調べた内容について深く十分な分析・考察ができていない人が目立ちました。このスキルを上げるのには、まだまだかなりの努力が必要になります。できるだけたくさんの必要な情報(知識)を取り入れ、常に問いかけ考える習慣をつけて、地道な努力を続けてください。
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《プレゼンテーションの評価分析》
・比較するデータはありませんが、明らかに皆さんのプレゼンテーションのスキルは上がっています。
・まだまだ原稿を読んでいる人、緊張からか聴く人の方を向いて話せない人もいますが、これからさらに場数を踏み、少しずつ修正して上達しましょう。
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学習ビデオ

VIDEO 1(Basic Biology)
VIDEO 2(Advanced Biology)

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